rainbows edge Ⅶ   (樟、2018)

金沢21世紀美術館長期インスタレーションルームでの展示風景

rainbows edge Ⅸ  (樟、2018)

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Non sine solo iris. (太陽無くして虹は無し)Ⅰ   (紫檀、2016) 撮影:加藤健)

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小さな洞窟 (樟、2017)

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rainbows edge Ⅷ ドローイング (紙、鉛筆、インク、アクリル絵の具、2018)

※参考作品画像も含まれます
(c) Ayano Nanakarage


七搦綾乃 rainbows edge
Nanakarage Ayano


廿日市市市制施行30周年記念事業
会期:2019年3月17日(日)− 5月12日(日)
開館時間:11:00 - 18:00(最終入館は17:30)
会場:3F展示室
休館日:火・水曜日(但し4/30, 5/1は開館)
観覧料:一般500円(400円)・学生300円
*同時開催展「目眩く木」との共通チケット
(  )内は10名以上の団体料金。高校生以下または18歳未満・各種障害者手帳をお持ちの方は無料

主催:公益財団法人みやうち芸術文化振興財団
後援:廿日市市、廿日市市教育委員会



"あるのに触れることができない虹"

広島を拠点に活動する七搦綾乃(ななからげ・あやの)は、私たちをとりまく自然、虹や霧といった自然現象に関心をもち、そこに流れる時間や生き物が朽ちていく姿に美しさを見出し木彫として表現しています。近年、野菜や果物が干からびた形態と布に覆い隠された人体を思わせる姿を合体した作品「rainbows edge」シリーズを手がけ注目を集めます。極限まで枯れた野菜や果物にはそれまで見えなかった筋やねじれが表れ、その形状が消えない虹に見えたと言う七搦。様々な条件と太陽によって生み出される虹を、自然界の法則の上に成り立つ植物、そして人間に重ね合わせていきます。本来虹は見えているのに触れることができず時間とともに消えていく虚像。七搦の作品は、自然の中にある人間が触れることができない領域に畏敬を示すと同時に、生き物の行く末の実像として直視させるような緊張感をあわせ持ちます。また、何かがうごめくような形態は不穏で不気味でありながらも、木目やひび割れを生かした丁寧な彫りによって生まれる素材の豊かさが感じられます。

本展では「rainbows edge」シリーズを軸に、植物や虹がモチーフとなった木彫、ドローイングを合わせて構成します。老いや枯れといった目を背けがちな自然現象に対し、捉えきれない様々な要素や美を見出していく七搦の眼差しをご覧ください。


アーティスト・トーク

2019年4月14日(日)14:00〜15:00
2019年4月28日(日)11:00〜12:00


七搦綾乃 / NANAKARAGE Ayano

1987年鹿児島県生まれ、2011年広島市立大学芸術学研究科彫刻専攻修了。現在広島市在住。近年の主な展覧会に「5RoomsⅡ ー けはいの純度」(神奈川県民ホールギャラリー、2018)「アペルト08 七搦綾乃」(金沢21世紀美術館長期インスタレーションルーム、石川、2018)、「個展:血のつながった雫」(広島芸術センター、2018)、「BankART Life V 観光 Under 35/2017 七搦綾乃展」 (BankART Studio NYK、横浜、2017)、「第10回shiseido art egg 七搦綾乃展」(資生堂ギャラリー、東京、2016)、「対馬アートファンタジア」(対馬市、長崎、2014-2018)など。主な受賞にTokyo Midtown Award 2017準グランプリ(2017)、第10回資生堂art egg 賞(2016)、トーキョーワンダーウォール公募2014入選(2014)など。