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バラ#1 / 山路商へのオマージュ、2018、インクジェットプリント

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海 / 靉光「海」のバリエーション#5、2019、インクジェットプリント

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アートギャラリーミヤウチでの展示風景(1) 1F(11/15-)

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アートギャラリーミヤウチでの展示風景(2) 2F(12/12-)

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アートギャラリーミヤウチでの展示風景(3) 2F(1/23-)

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アートギャラリーミヤウチでの展示風景(4) 2F(1/30-)



坂本淳 / SAKAMOTO Jun

「忘れることに抵抗する」という写真家としての素朴な動機から、記憶をテーマに制作する坂本淳。近年独自の転写技法を用い、元の図像を変容させたイメージを撮影したプリントシリーズ「Inkjet Transfer Prints」を展開しています。題材の一つには、広島で戦前に描かれた絵画や画家のパレットなどを撮影した写真が選ばれていますが、滲んで消えていくようなイメージからは別のイメージも想起されます。忘れることと思い出すことの揺らぎにカメラを向ける坂本は、自身の展覧会に対しても「忘れることに抵抗するための場所」として位置付けています。このたびは過去作の展示を再構成し、会期中新作を含めて随時作品を追加・更新していく形式を試みます。

#photography #hiroshima #memory

展示:2020年11月15日(日)〜2月14日(日)
* 会期中作品を随時追加します(第1期:11/15-、第2期:12/12-、第3期:1/23)

開館時間:10:00 - 17:00(最終入館は16:30)
会場:アートギャラリーミヤウチ1F・2F展示室
休館日:火・水曜日、12/29-1/3
観覧無料
関連イベント:アーティストトーク 2021年1月23日(土)
miyauchiaf.or.jp/agm/event_talk_sakamoto


* 展示の更新日につきましてはお問い合わせください。


プロフィール

写真家、広島市在住。1979年東広島市生まれ。2003年須田一政氏から写真を学び大阪芸術大学卒業。2012年映像制作会社勤務を経てフリーランスに。2014年佐藤辰美氏の助言により作家活動を8年ぶりに再開。以降、記憶を主題とする作品を制作中。主な個展に「Continue」Hirose Collection, 広島, 2019、「Variations」Gallery G, 広島, 2019、「AUG.6,2016(Chewing Gum and Chocolate)」Gallery Node, 広島, 2016、「広島へ行く」Gallery G, 広島, 2014。
HP:junsakamoto.info

"Inkjet Transfer Prints"について

私は独自の転写技法を使用して、半分シミのような状態へと変容させたイメージにカメラを向けます。そこに表出したシミとイメージの境界、つまりイメージの消滅と発生の間が写真家である私の被写体です。イメージの消滅と発生という現象は、忘却と想起という人の記憶の運動によって生まれます。この現象と運動の深い結びつきにより、シミは忘却の、イメージは想起のメタファーとなります。私はこのメタファーを使用して、間接的に忘却と想起の間を撮影しています。そこにある「忘れることに抵抗するための場所」を表出するためです。(坂本淳)


本展は、「広島市文化芸術振興臨時支援事業~文化芸術の灯を消さないプロジェクト~」の一環として広島市を拠点とするアーティストの創作活動を紹介してく取り組みの一つして開催しています。新型コロナウイルスの影響で、決まった日時や場所での作品鑑賞は当然にあるものではなく不安定なものであることを目の当たりにしました。そのような状況下でもアーティストの活動は止むわけではなく、展覧会や演奏といった発表の形だけに留まらず制作、研究・実験といった創作活動は個々の時間で続いています。このたびのプログラムは当館をはじめ、広島市内各所、オンラインなど場所や活動期間も各アーティストで異なります。それぞれのアクティビティ(活動や遊び)を通して、作品の孤立性と関係性、展覧会やスペース、そして鑑賞のあり方を問いながらそれらの見直しを試みていきます。


主催:アートギャラリーミヤウチ
支援:広島市 文化芸術の灯を消さないプロジェクト