俳優・演出家。京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)映像・舞台芸術学科を1期生として卒業。卒業制作にて太田省吾の戯曲を解体して再構成した舞台作品『10の地点』を構成・演出し、京都造形芸術大学学⻑賞を受賞。在学中にパフォーミング・アーツカンパニー<dots>を結成。主宰及び全作品の構成・演出を担当。京都を拠点に2001~2015年まで精力的に活動を行う。「映像・空間・身体」をキーワードに、複数の要素を重層的に構成したスケールの大きな空間造形と、そこに存在する人間の対比から独自の世界観を作り出し舞台芸術の可能性を探究してきた。代表作に安藤忠雄建築の屋外美術館・陶板名画の庭にて特設水上舞台を設けた野外作品『KISS』、国内外の俳優/ダンサーと「越境」をテーマに横浜での滞在制作を経て制作した『boat here, boat』などがある。その他国内の劇場との共同制作など多数。
近年は演出から俳優としての活動に比重を移し、多視点的に舞台芸術を探究している。俳優としてはこれまで様々な演出家・団体のクリエーションに参加。近年の出演作は、akakilike『希望の家』、第七劇場『ヘッダ・ガーブレル』『三人姉妹』、ブルーエゴナク『Doudemoii shi』など。2024年、小高知子劇作による一人芝居『夜を剥ぐ』にて、2024年上半期・関西ベストアクト作品賞に選出。

