「うつろう」をテーマに、廿日市出身の作家2名の作品を新しく収蔵し、公開します。収蔵作品の一つである山本美次の「風」は、林檎が水の中や宇宙をうつろい漂っているかのようであり、生物としての力が感じられます。その他、春夏秋冬、それぞれの季節感溢れる風景画や、時の移り変わりを画面の中に留めた抽象画、植物や虫、そして人間の生命のうつろいが感じられる絵画作品計21点を展示。新たな年を迎え、春に向かって流れる微かな匂いや気温の変化を楽しむ季節に相応しい作品郡が並ぶ会場の雰囲気にも触れていただけますと幸いです。
なお、2F展示室では現在施設見学用の作品が設置されているため、そちらもあわせて鑑賞することができます。
赤松和彦、宇佐川良、景山淳吉、小林和作、友安径子、新延輝雄、松村公嗣、山本美次
※一部寄託作品あり