1963年北海道生まれ
フィルムのミディアムとしての物質性、ビデオの伝達メディアとしての特性などをテーマにした映画やビデオ・インスタレーションを制作。さらに、「村雨ケンジ」名義で映画、アニメ、漫画などのメディア評論も行う。批評と制作双方に、聖と俗、硬と軟のモチーフを自在かつ柔軟に引用しつつ、様々な切り口で「現代」という時代を浮き彫りにしていく。2011年札幌文化奨励賞受賞。本展では、福島第一原子力発電所をモチーフにした精密な小型模型の内部を小型カメラで撮影する映像をリアルタイムでスクリーンに投影する《そんなことは無かった》を発表。