collection

主な出品作品

niinobe+kubo
(左)新延輝雄《黄色い家》1978年 水彩 /(右)久保俊寛《にんじん》1980年頃 油彩・キャンバス(梟コレクション)

nagara+abe
(左)名柄正之《雪景》1985年頃 水彩 /(右)阿部芳明《柿》1988年 紙本彩色・板(梟コレクション)

tadani+tonoshiki
(左)田谷行平《白島九軒町第1ガード》1976年 パステル、紙(梟コレクション) /(右)殿敷 侃 「題名不明(クギ)」アクアチント・紙


コレクション展
ディスタンス−想像する日常

このたびのコレクション展は、当館で担当した2022年度博物館実習の実習生が企画し、実習後にコレクション展として準備を進めてきました。コンセプトづくりからレイアウト、設営、照明、デザイン、挨拶パネルの制作を実習生が主体となって作り上げています。その成果を是非ご覧ください。

●展覧会について
今回のコレクション展では、作者とモチーフ、鑑賞者と作品など様々な距離(ディスタンス)をテーマに展示します。
出品作品の新延輝雄の《黄色い家》と久保俊寛の《にんじん》に描かれている「家の外観」と「人参」には、作者とモチーフの距離に「遠くから」と「近くから」という違いがあり、そのように日常にある風景を様々な距離から描いている作品からは、歩きながら遠くを見る・座って手元を見るなどの何気ない動きとの繋がりが見えてきます。この度の展示は、作者とモチーフの距離が異なる作品を対にすると、別の風景や物語を想像するきっかけになるのではないかという試みです。
SNSが発展した現在において、他人の日常を想像する機会は溢れています。しかし、作品から離れて観る・近づいて観るなど、自身の身体的な動きから生まれる作品の見え方は実際の展示空間で発生します。こうした、物理的に発生する距離から生じる見え方の違いが鑑賞に与える影響は、昨今の状況だからこそ実感できるものがあるのではないでしょうか。
こうした距離に注目して、作品達が生み出す日々の風景を感じていただけたら幸いです。(藤田えりか)

出品作家:赤松和彦、阿部芳明、宇佐川良、景山淳吉、北田和広、久保俊寛、田谷行平、殿敷侃、友安径子、名柄正之、新延輝雄、野村守夫、灰谷正夫、福井芳郎、丸木スマ、溝田コトヱ、薮野圭一、山口長男

企画:藤田えりか(2022年度博物館実習生)
担当学芸員:今井みはる


会期:2022年10月22日(土)-11月27日(日)

開館時間:10:00 - 17:00(最終入館は16:30)
会場:アートギャラリーミヤウチ2F展示室
休館日:火・水曜日、11月3日
観覧無料


主催:アートギャラリーミヤウチ(公益財団法人みやうち芸術文化振興財団)
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため会期や内容を変更する可能性もあります。