美術館のデジタルアーカイブは、収蔵作品に限りません。制作のために使われた画材、メモ書きなど作品以外の資料もデータで保存し公開する役割を備えています。国も2021年より公開されている「アートプラットフォームジャパン」のように、美術作品・資料にまつわる情報のデジタル化を進めています。こうした動きの中で、本講座では大阪中之島美術館でデジタルアーカイブの構築を行った松山ひとみ氏を講師に迎え、今後より身近になると予想されるデジタルアーカイブの基礎を学びます。そして、日本の小・中規模の美術館がそれぞれのデジタルアーカイブ化を進めていく意義について考えます。レクチャーの後半では、実作業を交えてデジタルアーカイブを作る過程として資料への情報付けを学びます。
先着5名様まで、実作業に使用可能な資料(メモや写真など)の持ち込みが可能です。
※こちらの講座は開催場所が広島市立大学附属図書館3階のいちコモとなります。お気をつけください。
※アクセス方法はこちら:https://www.hiroshima-cu.ac.jp/content0002/
広島市立大学が文化庁の大学における文化芸術推進事業の助成を受けて、芸術と地域との繋ぎ手(メディエーター)を担う人材を養成するための組織です。
蜂が協業して一時的に巣を創りあげるように、私たちは空きスペースを見つけて場所づくりをして、芸術実践の可能性を広げていきたいと考えています。それを媒介する人たちをメディエーターと呼んでいます。 HACHのメディエーター養成の目標として、街中への芸術を使った公共介入(パブリック・インターベンション)を推進するための地域と芸術人材(作り手や支え手)との協業のあり方を社会実験していきます。
そのために、文化芸術の歴史を調査して再認するためのアーカイブ文化醸成と情報発信に貢献できるひと、街に介入するためのマネージメントやリスク管理に配慮しながら様々な場所で展示設営できるひとの育成プログラムを予定しています。
HACHは、横川エリアマネジメント連絡協議会との協力を得て、AIR Hiroshima Galleryや横川ベースといった横川で開かれた管理スペースを活用する取り組みを開始し、そこを拠点のひとつに他の地域との連携を構築しながらレクチャーやワークショップを開催します。
アムステルダム大学大学院(MA, Preservation and Presentation of the Moving Image)修了後、東京国立近代美術館フィルムセンター(現・国立映画アーカイブ)特定研究員(2014-2016年度)を経て、大阪中之島美術館アーカイブズ情報室の開設に従事。現在は複数の記憶機関にて、アーカイブ資料整理・運用業務の傍ら、文化資源情報の作成・流通に関する研究を行っている。
開催日 | 10月28日(土)10:00-12:00 |
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参加費 | 無料 |
定員・対象 | 定員 :先着15名程度(資料の持ち込みは先着5名まで) |
お申し込み | 以下のフォームよりお申し込みください |
主催 | 広島芸術都市ハイヴ|Hiroshima Arts & City Hive |
企画・運営 | アートギャラリーミヤウチ |