夏休みプロジェクト「KIT Miyauchi 01」

2025年8月1日(金)-9月15日(月・祝)

アートで考える”なかよくなる”ってなんだろう

子どもから大人までアート体験の継続を目指す夏休みプロジェクト第2回目

「KIT Miyauchi」はアーティストの作品展示に加え、つくることや会話を楽しむワークショップも体験できるアートの企画展です。
「KIT」は連絡を取り合うなどの意味をもつ「Keep in touch」の略語であり、お子さまから大人の方まで、地域の人たちが集まりアート体験の継続を目指す夏休みプロジェクトとして2024年から始まりました。
2回目の開催となる「KIT Miyauchi 01」のテーマは「なかよくなる」。
何かをきっかけに「なかよくなる」こともあれば、「なかのよい」関係でも言えないことがある時もあります。こうした一言では言い切れない「なかよくなる」という繋がりのかたちについて、アートの作品やイベントを通して考えます。

なお、本展は被爆80周年記念事業【第2部】として開催します。

会場の見どころ

今年の会場では、ゲストアーティスト2名=イタイミナコ、矢野恵利子、それぞれの作品を展示します。
イタイミナコはパフォーマンスも予定しています。
※予定日は決まり次第、お知らせいたします

作品展示に加え、ワークショップを体験できる「TABLE」と入場無料の「LOBBY」スペースも設置します。
「TABLE」では、プラスチック粘土を使うチャームづくり、ビーズやシールといった素材を集めた造形キットを使う創作体験などを楽しめます。
「LOBBY」では、昨年のワークショップで集まった写真の展示、当館の収蔵図書や絵本を読めるスペース、プチ・コレクションの展示を行います。

初めての方も、2回目の方も、いろいろな形で「KIT Miyauchi」を毎年楽しんでいただけますと幸いです。

EXHIBITON: イタイミナコ、矢野恵利子

ゲストアーティストのイタイミナコと矢野恵利子による「なかよくなる」をテーマとしたアート作品を展示します。
* 作品は新作を予定しており、画像は参考画像です

参考画像:イタイミナコ「KIT Miyauchi 00」(2024年)での展示の様子
参考画像:矢野恵利子《見えない指定席》(2015年)音楽、イベント、ビデオ(2分12秒)

イタイミナコ / ITAI Minako

1994年福岡県生まれ、2014年8月広島で土砂災害に遭うことをきっかけにあらゆる地域の潜在的な可能性を探る文化ツーリズムを始める。現在広島市営基町高層アパート自治会長を務め、ライフワークとして住民との対話を日々繰り返しながら芸術活動を続けている。

【近年の主な展覧会】
2024年「KIT Miyauchi 00」アートギャラリーミヤウチ(広島)
2024年「基いの町2024」オルタナティブスペース・コアほか(広島)
2023年 みしまARTログ「Oozing Point -滲み出る地点-」旧硫黄島出張所ほか(鹿児島)
2020年「基町文化研」オルタナティブスペースコア(広島)

矢野恵利子 / YANO Eriko

1987年香川県生まれ、同地在住。武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科陶磁コース卒業。極めて個人的な問題のために見落とされ、当事者の中で積もり積もっていく小さな事象やストレスを、ユーモアに変える作品を手がけている。

【近年の主な展覧会】
2025年「瀬戸内国際芸術祭 2025」小豆島三都半島(香川)
2025年「高松コンテンポラリーアート・アニュアル vol.12 わたしのりんかく」高松市美術館(香川)
2023年「あたらしい場所」アートギャラリーミヤウチ(広島)
2021年「NEVER UNDER CONTROL」鴨江アートセンター(静岡)

WORKSHOP & EVENT: 「TABLE」のイベント一覧

「★」はお申し込みが必要なイベントです。当ページ下の参加お申し込みフォーム、または電話にて受け付けております。
電話:0829-30-8511(受付時間:火・水を除く、10:00-17:00)

※ KIT企画メンバーとは・・・学芸員、アーティスト、美大生、地域住民からなる「KIT Miyauchi」を一緒に企画・運営を行うチーム

「LOBBY」について

-色撮るみやうち写真展
昨年の「KIT Miyauchi 00」で開催したワークショップ「カメラで色撮るみやうち」で参加者がインスタントカメラで撮影した写真を展示
-プチ・ライブラリー
どなたでも当館所蔵の図書や絵本を閲覧できるスペース
– プチ・コレクション展
当館の収蔵作品から企画展に合わせて選定、展示

基本情報

会期・時間・休館日
  • 会期:2025年8月1日(金)-9月15日(月・祝)
  • 開館時間:10:00-17:00(最終入館16:30まで)
  • 休館日:火・水曜日
入場料
  • 一般:300(240)円
  • 学生:200(160)円

※( )内は10名以上の団体料金。高校生以下又は18歳未満、各種障がい者手帳をお持ちの方と介助者1名は無料
※ 入場無料ゾーンや、別途有料イベントあり
※ 入場チケットで同時開催の当館のコレクション展もご覧いただけます

コレクション展「街・貌・花ー広島を描く 画廊梟のコレクションから」
会期:2025年8月1日(金)-10月13日(月・祝)
会場:アートギャラリーミヤウチ 3F展示室
※ 9/15(月・祝)まで「KIT Miyauchi 01」展の共通チケット
展示の詳細はこちら

主催

公益財団法人みやうち芸術文化振興財団

後援

廿日市市教育委員会、ひろしまこども夢財団、FMはつかいち76.1MHz

担当学芸員

藤田えりか

スタンプラリー

本展は、はつかいちアートレゾナンスの企画「はつかいちアートスタンプラリー」の対象展示です

  • 第1弾:開催中〜2025年8月31日
  • 第2弾:2025年9月1日〜2026年5月31日(予定)

詳細はこちら:https://www.umam.jp/hatsukaichiartresonance/