1991年、和歌山県生まれ。現在、兵庫県在住。2017年京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻構想設計修了。2022年から京都・高瀬川の観察を行う「高瀬川モニタリング部」主宰。ルーツとなる紀伊半島での風土や体験、同郷の博物学者である南方熊楠の哲学を根幹に「自然と人の関係や距離」をテーマに活動。国内外の自然地形や生態系、文化や信仰に目を向け、フィールドワークから、写真、映像、パフォーマンス、インスタレーションなどの作品を制作。境界を問い、不可視に触れ、時に祭事のようにその過程と行為を展開する。近年は、舞台の出演・演出も手がける。
主な個展に、2022年「点る山、麓の座」(国際芸術センター青森、青森)、2019年「パンガシアノドン ギガス」(京都市立芸術大学ギャラリー @KCUA 、京都)、グループ展に、2024年「トーキョーアーツアンドスペースレジデンス2024 成果発表展:微粒子の呼吸」(TOKAS 本郷、東京)、2023年「タイランドビエンナーレ2023」(ゾミアパビリオン、チェンライ、タイ)など。現在、「リフレクティング・ヒロシマ2024-2025」(広島)に参加し、新作「かりのたより(仮称)」を制作中。
Photo:Toma Yamasaki