オープニング・トーク:「雁の便り」プロジェクトについて

2025年11月15日(土)20:00-

前田耕平「コスモレジデンス」関連イベント

新作《かりのたより》の制作背景についてお話を伺います。
前田さんは昨年より「リフレクティング・ヒロシマ」が企画する「山と海のあいだ」に参加し、広島市立大学主催のもと「雁の便り」プロジェクトを始動しました。
広島の川辺に残る「雁木」に着目し、岸と岸を舟渡しする参加型のプロジェクトとして、参加者と共にワークショップや対話を重ねてきました。
約1年にわたる取り組みを経て生まれた作品について、アーティストと企画者の言葉を通してその背景にふれていきます。

出演者・参考画像

出演:前田耕平、リフレクティング・ヒロシマ

《かりのたより》2025年、パフォーマンス風景(撮影:吉田真也)
Photo:Toma Yamasaki

前田耕平 / Kohei Maeda

1991年、和歌山県生まれ。現在、兵庫県在住。2017年京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻構想設計修了。2022年から京都・高瀬川の観察を行う「高瀬川モニタリング部」主宰。ルーツとなる紀伊半島での風土や体験、同郷の博物学者である南方熊楠の哲学を根幹に「自然と人の関係や距離」をテーマに活動。国内外の自然地形や生態系、文化や信仰に目を向け、フィールドワークから、写真、映像、パフォーマンス、インスタレーションなどの作品を制作。境界を問い、不可視に触れ、時に祭事のようにその過程と行為を展開する。

リフレクティング・ヒロシマ

「Reflecting Hiroshima – リフレクティング・ヒロシマ」は新たな時代の訪れを前にして、死者の声を紡ぎ、他者との出会いを通し、ここ広島で表現活動を展開することを目的とした共同体です。異なる分野で活動するアーティスト、ダンサー、アートマネージャー、研究者が共同し、互いの創造性を反響させながら広島における表現や対話の可能性を探求します。(Ⅰ)死者や他者と出会い直す(Ⅱ)場所性の回復(Ⅲ)歴史への応答 を軸に様々なプログラムを実践していきます。
主宰:吉田真也

基本情報

日時

2025年11月15日(日)20:00-
※当日は19:30ごろまで展示観覧可能、お飲み物等ご用意いたします

会場

アートギャラリーミヤウチ

参加費

無料、但し要展覧会チケット