丸橋光生 “I see 携帯.”

2021年1月18日(月)-3月31日(水)17:00まで

人間の視覚や認識をテーマに、絵画の内側からの視点をモチーフとした作品などささやかな奇妙さや混乱を招く作品を手掛ける丸橋光生。ディスプレーの向こう側から画面を洗っているように見える映像作品《窓洗い》シリーズは、映像を見る際にあまり意識することのない画面の物質性や境界を露わにします。
このたびの《どこかの窓洗い》は、皆さんのスマホやタブレットで映像が再生されることで成立する作品として展開していきます。丸橋が皆さんそれぞれのスマホなどに併せた映像を制作し、皆さんが居る場所から体験していただく作品です。体験希望の方は以下をご覧いただきお申し込みをお待ちしています。

参考画像

下記リンクからサンプル映像をご覧いただけます。
サンプル映像

iOS(アスペクト比 16:9)のホーム画面のサンプル映像。背景半透明バージョン。
iOS(アスペクト比 16:9)のホーム画面のサンプル映像。背景白バージョン。こちらのタイプの映像も合わせてお届けします。

丸橋光生 / MARUHASHI Mitsuo

1982年生まれ。2010年広島市立大学大学院博士前期課程彫刻専攻修了。主な個展に「ああ わたしは 見ているよ ベイベ」(BnA Alter Museum、京都、2019)、「I’m seeing, baby.」(7T Gallery、大邱、2017)、「アイム・シーイング、ベイべ」(広島芸術センター、2017)。主なグループ展に「開館30周年記念特別展 美術館の七燈」(広島市現代美術館、2019)、「対馬アートファンタジア」(厳原町内各所、長崎、2019)、「テレポーティング・ランドスケープ」(アートギャラリーミヤウチ、広島、2017)、「Gorgissimo!」(Réunion、チューリッヒ、2015)など。主な企画に「Tasty Sculpture」(はつかいち美術ギャラリー、広島、2020)。

基本情報

制作受付期間

2021年1月18日(月)-3月31日(水)17:00まで

制作費

無料(当面のあいだ)

申込・体験方法
  1. お持ちのスマホやタブレットのホーム画面のスクリーンショット画像(PC のデスクトップ画像でも可)と機種名を、下記当館メールアドレス宛に送ってください。
  2. 約1週間を目処にスクリーンショット画像に「携帯」(タブレットの場合は「タブレット」、PC の場合は「パソコン」)という文字を合成した動画データを、返信する形でお送りいたします。
  3. 動画データを同じ端末でストリーミング再生またはダウンロードし、フルスクリーンで再生してください。
    また、よろしければ本映像作品を再生している風景を別のスマホやカメラで撮影の上、Instagram 又は Twitter に下記ハッシュタグをつけ(コピー&ペーストし)ご投稿ください。

#iseemobilephone #isee携帯
#mitsuomaruhashi #丸橋光生
#somewhereinthisworld #contemporaryart #display
#artgallerymiyauchi #アートギャラリーミヤウチ

写真例
SNSに投稿して頂きだい写真の例(動画でも構いません)

送付先

agm@miyauchiaf.or.jp

件名を「I see 携帯」とし、スクリーンショット画像、機種名をお送りください。お名前などの個人情報は任意です。

注意事項
  • スクリーンショットを撮る場合は、写って欲しくない情報(プライバシー等に関わる情報)が入らないようにご自身で十分にご注意下さい。
  • 申込が多数の場合はお待たせする期間が延びる可能性もございます。
  • お送り頂いたスクリーンショット及びスクリーンショット画像に泡を合成した映像は、今後丸橋光生の作品として展示される場合があります。予めご了承下さい。
  • ドメイン指定受信を設定さている場合は、当館のドメイン「@miyauchiaf.or.jp」を受信できるよう設定してください。
  • 動画のストリーミング、ダウンロードには通信料が発生します。WIFI接続時のご利用をおすすめします。
  • お届けする動画データは一つにつき、100〜200MB程度になります。予めご了承下さい。
  • ダウンロードした動画の商用利用はお控えください。
主催

アートギャラリーミヤウチ

支援

広島市 文化芸術の灯を消さないプロジェクト

本展は、「広島市文化芸術振興臨時支援事業~文化芸術の灯を消さないプロジェクト~」の一環として広島市を拠点とするアーティストの創作活動を紹介してく取り組みの一つして開催しています。新型コロナウイルスの影響で、決まった日時や場所での作品鑑賞は当然にあるものではなく不安定なものであることを目の当たりにしました。そのような状況下でもアーティストの活動は止むわけではなく、展覧会や演奏といった発表の形だけに留まらず制作、研究・実験といった創作活動は個々の時間で続いています。このたびのプログラムは当館をはじめ、広島市内各所、オンラインなど場所や活動期間も各アーティストで異なります。それぞれのアクティビティ(活動や遊び)を通して、作品の孤立性と関係性、展覧会やスペース、そして鑑賞のあり方を問いながらそれらの見直しを試みていきます。

開催レポート

レビュー

「丸橋光生《I see 携帯》《どこかの窓洗い》」
鵜尾 佳奈(愛知県美術館 学芸員 / 元広島市現代美術館 学芸員)