広島市立大学と広島市中区役所が連携し、広島市中区にある市営基町第十七アパートを拠点に2014年から活動開始。「創造的な文化芸術活動や地域交流」や、同地区における戦前戦後の写真アーカイブから発表も続けている。
この度、アートギャラリーミヤウチでは、広島市中区基町住宅地区で活動する基町プロジェクトが実施している「基町地区2045:復興と創造」の特別サテライト展示を開催いたします。
本展は、今年8月に基町プロジェクトの主催で開催された「写真展:復興する街区」の続編として、東京・戸山ハイツなどの未公開資料や、新たに取材を行った香川県・坂出人工土地の写真と資料を加えながら「住宅」を軸に展示を再構成しました。
先の写真展では、主に建築や街並みを被写体とした写真を中心に広島、長崎、東京、ドイツ、ポーランドなど、エリアごとの復興の目的や当時の様子が垣間見れる構成でした。その中で、戦災のみの復興だけではなく、戦後の住宅難や都市計画の中で進められた建築物の変遷がみられ、目的や状況は違えど、戦後はどのエリアにも大きな開発があったことが伺えます。来年の被爆80周年を前に、どのような背景や視点を元に街や住宅のあり方が移り変わり、今後どのように変わっていくのか、他都市の事例を元に広島の街の未来を考えていく機会となれば幸いです。
・・・・・
・・・・・
−−−−−−−−−−
本展に合わせて、復興と創造をキーワードに当館収蔵作品の中からセレクトしたコレクション展を同時開催します。
会期:2024年11月23日(土)-2025年4月6日(日)
詳細はこちら:コレクション展2024「復興と創造」
本展では、8月に開催された「写真展:復興する街区」で展示された資料に加え、新たな資料も追加し再構成を行います。
広島市立大学と広島市中区役所が連携し、広島市中区にある市営基町第十七アパートを拠点に2014年から活動開始。「創造的な文化芸術活動や地域交流」や、同地区における戦前戦後の写真アーカイブから発表も続けている。
1967年東京生まれ。建物の保存と再生を目的に、2014年にオーナーや住人とプロジェクトを結成。見学会の開催や1か月単位宿泊できるマンスリーカプセルの運営、取材や撮影のサポートをおこなう。編著書に『中銀カプセルスタイル』(2020年、草思社)や『中銀カプセルタワービル 最後の記録』(2022年、草思社)など。
●増田純 / MASUDA Jun・・・基町プロジェクトに2017年から所属。同プロジェクト内では、基町地域の人が集まる「おしゃべりサロン」、毎年開催している「基町写真展」を主に受け持つ。「写真展:復興する街区」では浦上地区(長崎)の取材を担当。[写真右]
●平石もも / HIRAISHI Momo・・・基町プロジェクトに2023年から所属。同プロジェクト内では主に、広島市立大学の学部連携事業に携わる。「写真展:復興する街区」で戸山ハイツ(新宿)の取材を担当。[写真左]
関連イベントへの参加お申し込みフォーム |
|
||
---|---|---|---|
会期 | 2024年11月23日(土)-2025年1月30日(木) |
||
開館時間 | 10:00-17:00(最終入館16:30) |
||
休館日 | 火・水曜、12月30日-1月3日 |
||
入場料 | 無料 |
||
会場 | アートギャラリーミヤウチ |
||
主催 | 公益財団法人みやうち芸術文化振興財団 |
||
共催 | 基町プロジェクト(広島市立大学・広島市中区役所) |
||
後援 | 廿日市市教育委員会、FMはつかいち76.1MHz |
||
はつかいちARTめぐりスタンプラリー | 本展は、はつかいちアートレゾナンスの企画「はつかいちARTめぐりスタンプラリー」の対象展示です。 |