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喋る、響く、植物の声。-The VOICE of Plant-

2014年6月7日(土)-6月29日(日)

叢-Qusamura × ART GALLERY miyauchi

“いい顔してる植物”をコンセプトに、独自の美しさを提案する植物屋「叢 – Qusamura」によるサボテンを中心とした多肉植物のインスタレーション展示を行います。

「叢」の植物たちは、なぜそんな形や色になったのか、疑問に思えば思うほど、その植物が生きてきた背景を知りたくなり、私たちを未知の世界へ導いてくれます。消費生活の中では敬遠されがちな不揃いに対する感覚を揺さぶるかのように、それぞれが違う個性を強く主張しており、まさに美術品にも似たエネルギーを感じられます。

例えばこれまで木化現象や接ぎ木は園芸業界では観賞価値の低いものとされてきました。経年変化をしたサボテンに見られる木化現象は見方を変えると厳しい自然環境に立ち向かってきた痕であり、そこからは力強さを感じることができます。そして、接ぎ木は人間があみ出した植物育成のための技法ではあるものの、実は造形的にとても面白いのです。何をもって価値判断するべきか、まずはゆっくりと、それぞれの植物に秘められた見えないストーリーに耳を傾けることから始まるのかもしれません。

このたびは、約200 点にもおよぶ植物たちが発するそれぞれの主張や秘められたストーリーを、”植物の声”として捉え、知覚できるはずのない声が反響していくような空間を創出します。不協和音にも聞こえるかもしれないそのざわめきの中から一つ一つの音に耳を傾けていくと、不思議と私たち人間とシンクロしていく瞬間があるかもしれません。
※植物の展示販売も行います。

参考画像

小田 康平 / ODA Kohei

1976年、広島生まれ。叢の店主。世界中を旅する暮らしをしていた20代の頃、旅先で訪れたパリで、フラワーアーティストがセレクトショップの空間演出を手掛ける様子に感動。帰国後、生花と観葉植物による空間デザインに取り組むようになる。数年がたち、画一的な花や植物での表現に限界を感じ始めていた頃、ある世界的アートコレクターと出会い、納品後に傷ついた植物を見て発した彼の一言、「闘う植物は美しい」に衝撃を受ける。以来、植物選びの基準を、整った美しさから、『いい顔』をしているかどうかに変える。独自の視点で植物を捉え、美しさを見出した一点物の植物を扱うことを決心し、2012年、独自の美しさを提案する植物屋「叢-Qusamura」をオープンした。

基本情報

会期

2014年6月7日(土)-6月29日(日)

開館時間

11:00-18:00(最終入館は17:30)

会場

アートギャラリーミヤウチ 2F展示室

休館日

火・水曜日

観覧料

無料 ※植物の展示販売も行います。

主催

叢-Qusamura、公益財団法人みやうち芸術文化振興財団