なまえ・かたち(特集:景山淳吉)

2022年7月30日(土)-9月4日(日)

このたびのコレクション展は「なまえ」「かたち」をテーマに開催。作品につけられた題名と実際の作品とを見比べながら、名前から受け取る印象と〈もの〉の形・像(かたち)の関係に改めて注目していきます。

また、同展示室内で昨年逝去された画家の景山淳吉(1923-2021)を追悼して、当館のコレクションから特集展示をします。景山は小学校教諭を務めながら形象派美術協会に所属し、主に自身の経験や風景を抽象化して描いてきました。しかし題名と見比べながら観ていくと人物やオブジェなど色々なものがみえてきます。ここでも「なまえ」と「かたち」に注目して景山の作品をお楽しみください。

出品作家

景山淳吉、福山すすむ、入野忠芳、香川龍介、常富芳香、殿敷 侃、佐伯 勲、長岡朋恵、諫山元貴、松尾裕人、高橋 秀(順不同)

景山淳吉 参考作品

《買い物しすぎた》2006年 油彩
《碑B》1988年 油彩
《卓上静物》2006年 油彩
《老夫婦》1995年 油彩
《夕暮れの街》2011年 油彩
題名不明、1971年 油彩(新収蔵)

景山淳吉 / KAGEYAMA Junkichi

1923(大正12)年生まれ。1943年広島師範学校卒業後海軍予備学生として三重海軍航空隊に入隊。1945年に復員し大芝小学校を初め84年まで小学校教諭を務める。広島児童美術研究会や広島市小学校図画工作科研究会の会長も歴任した。教え子に画家の入野忠芳、当財団前代表理事の野村昭太郎など。1954年〜55年まで自由美術協会展へ出品、56年に形象派美術協会に入会。形象派展を中心に発表を重ね、同展で1988年《碑B》が特賞、95年《老夫婦》が芸術大賞を受賞。2006年ギャラリーGで個展。2013年アートギャラリーミヤウチの開館記念に約40点の作品を寄贈、晩年まで自宅のアトリエで描き続けた。2021年10月逝去(享年97歳)。

基本情報

会期

2022年7月30日(土)-9月4日(日)

開館時間

10:00-17:00(最終入館は16:30)

会場

アートギャラリーミヤウチ 3F展示室

休館日

火・水曜日(但し8/16は開館)

観覧料

一般200(160)円、学生100(80)円
※ ( )内は10名以上の団体料金。高校生以下又は18歳未満の方、各種障がい者手帳をお持ちの方と介助者1名は無料
※ 同時開催の企画展「チャールズ・ウォーゼン:beyond my fingertips」チケットをお持ちの方は当日に限り無料

主催

アートギャラリーミヤウチ(公益財団法人みやうち芸術文化振興財団)