【学生参加者募集:中四国 / 九州エリア】Pink de Tea Time 2025/26

受付期間:2025年3月1日(土)-4月30日(水)

学生+学芸員+アーティストによる交流プログラムの学生参加メンバー募集

「Pink de Tea Time」は、様々な専攻に所属する学生が、学芸員やアーティストと交流する中で作品制作の思考プロセスや技法について考察、発表していく実験的なプログラムです。大学の授業でも私塾でもないこの取り組みは、長期にわたって交流する機会を設けることで、大学の講義や実習、私塾とは異なり、ティータイムのような雑談を含めながら、双方にアイデアや気づきが生まれていく場、関係性が続くことを目指しています。

アートギャラリーミヤウチは、2013年の開館当初から主に県内の若手アーティストの発表、制作の場をひろげていく取組を実施してきました。2020年ごろからは隣接するシェアアトリエ「スタジオピンクハウス」と連携しながら、他の地域で活動するアーティストとの交流展や来場者が利用できるカフェづくりなど、アートを軸とした対話の場を実験的につくりあげています。この度の「Pink de Tea Time」もそのような流れから企画、実施に至りました。

2024年度から学生参加メンバーは公募へ移行し、広島県内だけではなく中四国、九州エリアの大学に通う学生を対象としています(2024年度は広島県内の大学3校から計5名の学生が参加しています)。4回目となる2025年度も引き続き公募制として広く募集し、参加者同士の対話が双方の学びとなることを願っています。
2025年度の学生参加者による成果発表展は2026年3月を予定しています。

2025年度参加メンバー

松岡 剛 / MATSUOKA Takeshi (学芸員・広島市現代美術館)
平野 薫 / HIRANO Kaoru(アーティスト)

企画・主催者
諫山元貴、手嶋勇気(アーティスト・スタジオピンクハウス)
今井みはる、藤田えりか(学芸員・アートギャラリーミヤウチ)

松岡 剛 / MATSUOKA Takeshi

広島市現代美術館・主任学芸員。1998年より広島市現代美術館に勤務。近年の主な企画に、「赤瀬川原平の芸術原論展」(2015年、千葉市美術館、大分市美術館との共同企画)、「殿敷侃:逆流の生まれるところ」(2017年)、「開館30周年記念特別展『美術館の七燈』」(2019年)、「ヒスロム:現場サテライト」(休館中長期プログラム、2020-23年))、「新生タイポ・プロジェクト」(休館中長期プログラム、2022-23年)、「原田裕規:ホーム・ポート」(2024-25年)など。現在、2025年6月から開催する被爆80周年記念展を準備中。

平野 薫 / HIRANO Kaoru

1975年長崎県生まれ、2003年広島市立大学大学院芸術学研究科博士後期課程を修了。古着の衣服や傘などを糸の一本一本にまで解き、結び直して再構成する繊細なインスタレーションを手がけている。主な個展に「旗」(mm project[広島]、2024)、「平野薫「傘」」(ヱビデンギャラリー[広島]、2022)、「記憶と歴史」(ポーラ美術館[神奈川]、2018)、「Re-Dress」(SCAI THE BATHHOUSE[東京]、2012)など。主なグループ展に「交わるいと」(広島市現代美術館、2017)、「Textile ErinnerungenーRemembering Textiles」(tim| Staatliches Textil-und Industriemuseum Augsburg[アウグスブルグ、ドイツ]、2016)、「服の記憶」(アーツ前橋[群馬]、2014)など。

諫山元貴 / ISAYAMA Genki

1987年大分県生まれ。2011年に広島市立大学大学院芸術学研究科現代表現領域修了。崩壊や複製をキーワードに制御できない出来事によって物質が変化していく様子や瞬間を、映像や立体で表現している。主な展覧会に、「Dolly」(hakari contemporary、京都、2024)、「MOMAS コレクションⅢ期 (特別出品)」(埼玉県立近代美術館、2023)、「高松コンテンポラリーアート・アニュアル vol.11」(高松市美術館、香川、2022)、「個展BankART Under 35 2021」(BankART KAIKO、横浜、2021)、「Sights and Sounds:Japan」(ユダヤ博物館、ニューヨーク、2016)など。

手嶋勇気 / TEJIMA Yuki

1989年北海道生まれ。2014年に広島市立大学大学院芸術学研究科造形芸術専攻絵画研究修了。土地の歴史的・文化的な文脈に自身を接続する試みとして、現在は広島の風景を主な題材として描く。主な展覧会に「ハイライト+リレーションズ[ゲストアーティスト:手嶋勇気]」(広島市現代美術館、2024)、「個展どこかで?ゲンビ:ひろしまスケッチ vol.3」(ヱビデンギャラリー、広島、2023)、「個展ひろしまスケッチ vol.2」(EUREKA、福岡、2022)、「VOCA展 2022」(上野の森美術館、2022)、「シェル美術賞展2020」(国立新美術館、東京、2020)など。

ティータイム(お茶会)について

5回程度のティータイム(お茶会)へ参加いただきながら、美術作品、展示等の企画、執筆といった制作へ繋げ、2026年3月に成果物を公開いただきます。参加メンバー全員で前向きにプランをブラッシュアップしていくため、プレゼンすることや意見を聞く又は述べること自体を目的にしていません。

・毎回1人のプランや話題に対して1時間程度が設けられます
・お茶会とは別に企画者や主催者とのミーティングも数回あります

スケジュール

募集:2025年3月1日(土)〜4月30日(水)

一次審査(書類):5月初旬(合否に関わらず個別に連絡)

二次審査(面接):5月中(具体的な日程や場所は通過者と個別に調整)

参加者発表:6月初旬(HPに掲載、一次通過者には面接日から約1週間後に個別に連絡)

ティータイム(お茶会):2025年7月、9月、11月、2026年1月、3月(予定)

成果発表展2026年3月14日(土)〜4月5日(日)(予定)

基本情報

募集人数

4〜5名

審査員

諫山元貴、手嶋勇気(スタジオピンクハウス)
今井みはる、藤田えりか(アートギャラリーミヤウチ)

対象
  • 2025年4月の時点で大学生又は専門学校生(休学中可)
  • 中四国、九州地方の学校に通う学生
  • 学部生・院生、専攻、年齢は問わない(但し美術作品等を制作/アートマネージメントや美術史を学んでいるなど美術に関する創作や研究を行っている者とする)
  • ※ ただし、これまでのPink de Tea Timeへの参加者は応募不可

求める参加者像
  • 自分の制作物のことだけではなく、他の学生さんや参加メンバーとの意見交換や対話を積極的に行える
  • 自分の制作物に対して、客観的な意見(批評含)を言われることや、それに対して柔軟に応答していくことに抵抗がない
  • 自分の活動について言語化する意思がある
  • 今後も芸術表現や創作活動に関わっていく意思がある
  • 参加メンバー(学芸員・アーティスト含)の活動をはじめ、他人の活動に興味・関心を持つことができ、話題づくりをする意思がある
応募条件
  • プログラムの目的を理解し、お茶会、成果展に全て参加できること
      ※体調不良や学業都合などの場合、お茶会のみオンラインでの参加を応相談
  • お茶会・制作・展示に係る全費用(交通費含)を負担できること
      ※当プログラムへの参加費は無料
      ※お茶会での飲食物や広報関係は主催者側で負担
  • お茶会日程は参加メンバーで都度調整するため、可能な範囲で対応できること
  • 展示の搬入・搬出が自身で手配できること
  • 学業とお茶会のプラン進行が双方に支障なく両立できること
  • 日本語でコミュニケーションが取れること
  • 心身ともに健康状態が良好であること
応募方法
  • 下記の応募フォームへ入力
  • 活動や自己PR等をまとめたファイルについて
    ・A4サイズ、10MB以内、PDFで作成
    ・データ便を使用し応募フォームのダウンロードURLへ入力
    ・画像は任意だが、略歴、活動歴などを必ず記載
    ・ファイル名は「応募者氏名のローマ字表記_pdtt25」
     例:宮内太郎 → MiyauchiTaro_pdtt25.pdf
  • 映像作品がある場合はYouTubeかVimeoにアップロードし、応募フォームへ入力
  • 郵送での応募は原則受け付けていません
応募フォーム
氏名
ふりがな
メールアドレス
電話番号 - -
学校名
学部・専攻名
学年
年代
在住の都道府県
自己PR資料のURL
  • A4サイズ、10MB以内、PDFで作成
  • ダウンロード期間は7日間を設けること
  • ダウンロードパスワードを付けた場合は
      agm@miyauchiaf.or.jpへ別途メールで送ること
  • PR資料に電話番号・住所を記載しない
  • 画像は任意だが、略歴や活動歴などは必ず記載
  • ファイル名は「応募者氏名のローマ字表記_pdtt25」
     例:宮内太郎 → MiyauchiTaro_pdtt25.pdf
  • 映像作品がある場合のURL
    その他URL(ホームページなど)
    応募理由
    400字以上、1000字以内
    現在の課題とそれに対する成果展へ向けたプラン
    具体的なプラン画像などがある場合は
    agm@miyauchiaf.or.jp へ別途お送りください
    理想の将来像
    最近の興味
    芸術に関わる方々の中で関心のある方の名前と理由
    400字以上、1000字以内
    今までに観た中で良かった展覧会と理由
    400字以上、1000字以内
    応募締め切り

    2025年4月30日(水)23:59

    注意事項

    ・やむを得ない事情を除き、参加メンバーに選ばれた後に辞退することは原則できません。但し、参加していくなかでお茶会の趣旨と沿わない、学業との両立が困難になった場合などは、相談の上、辞退いただくことも可能です。
    ・応募条件に沿わない、プログラムの進行を妨げる、お茶会を円滑に進めることができない恐れがある時は、参加を取りやめる場合があります。
    ・応募に関する個人情報は主催者が適切に管理し、許可なく第三者に提供いたしません。ただし、本プログラムの実施運営に関わる範囲において、提供された個人情報を利用することがあります。なお、参加メンバーに決定した場合は、氏名・学校名・略歴等をウェブサイト上へ公開いたします。

    問い合わせ先

    応募に関するお問い合わせはE-mailにてお願いいたします。 お電話でのお問合せには対応しておりません。

    アートギャラリーミヤウチ(担当:今井・藤田)
    〒738-0034 広島県廿日市市宮内4347番地2
    Email:agm@miyauchiaf.or.jp

    公募要項

    公募要領_20250301(PDF)