1968年生まれのアンジャリカ・サーガー(Anjalika Sargar)と、1967年生まれのコドヴォ・エシュン(Kodwo Eshun)により2002年に設立。ロンドンを拠点に活動。2010年、 世界中の美術業界が注目するターナー賞にノミネート。光州ビエンナーレ(韓国、2016年)、ドクメンタ13(ドイツ、2012年)、サンパウロ・ビエンナーレ(ブラジル、2010年)、上海ビエンナーレ(中国、2008年)など国際展への参加歴多数。オトリスとは身体の平衡を担う重力や動きに敏感な内耳の部分から派生した名前である。ドキュメンタリー素材のモンタージュと架空の物語を対置し、展覧会やキュレーション、レクチャー、映像作品またはその混合を通じて活動。重厚な近代建築、地域的な抗議運動から、家族の肖像写真、子供向けアニメーション、サイエンスフィクション、ポスト植民地主義に焦点を当てた題材まで、様々なイメージを織り込み、大衆メディアの記録映像を歴史の証左として再検証し、発表している。